借金からの復活~蹴っ飛ばせ、多重債務!~

多額の借金から立ち直ったサラリーマンの記録です。同じ悩みを抱える人の参考になればと思います。

債務整理は個人の弁護士事務所に依頼した方が良いと考える4つの理由

これまでのブログで書いてきたように、私は、

 

  • 当初、大手弁護士事務所に依頼していたものの、自分の思惑と異なる債務整理を推奨されたこと
  • 弁護士さんがほぼ登場せずに事務員さんが中心に動いていたこと
  • その事務員さんの知識レベルに不安を感じたこと
  • きめ細かい対応ができていなかったこと

 

などを理由に、個人の弁護士さんが運営する、言うなれば小規模な弁護士事務所へと契約を切り替えました。

 

今回は、これらを比較し、個人弁護士事務所の強みについて検証してみたいと思います。

 

なお、以下に言う「個人事務所」は、あくまで私が依頼した個人事務所のことについて、私の体験談として書いています。実際には各事務所の方針があると思いますので、これをそのまま鵜呑みにせず、あくまで参考程度にとどめていただければ幸いです。

 

  

【理由1】大手事務所は郵送必須、個人事務所は郵送なしでOK

まず、書類のやりとりについて、大手事務所は原則として郵送でのやりとりを求められていました。

 

これについて、私は「家族バレのリスクになるので、できれば別の方法でお願いしたいのですが」と申し出たものの、「それについては対応いたしかねます」とつれない返事。

 

「弁護士個人の名前で出しますから違和感はないですよ」とのことでしたが、何度も何度も東京在住の個人から郵便が来る状況は、はっきり言って、違和感しかありませんでした

 

この点、個人事務所については、できれば郵送は避けてほしい旨をお願いすると、

 

「そりゃあそうですよね。その代わり、こちらから郵送が必要な書類は、基本的に取りに来てくださいね」

 

と、あっさりと郵送なしのやりとりが了承されました。取りに行く手間は生じますが、家族バレのことを思えば、どうってことはありません。

 

【理由2】大手事務所は電話のみ、個人事務所はメールOK

大手事務所は、さすが大手という感じで、コールセンターが完備されており、おそらく顧客情報がデータベースで管理されているのか、どの担当者が電話を取っても、概ね妥当な感じで事務連絡を行うことができました。

 

ただ、コールセンターが完備されているが故か、個別事案についてメールでの問合せはNGで、常に電話をしないといけないような状況でした。向こうからの架電についても、こちらの都合のいいときにかかってくるとは限りませんし、何なら債務整理の話をしたくない時間に強引に割って入ってくることもありました。

 

一方、個人事務所については、もちろん急ぎの要件のときには電話が入ることもありましたが、基本的にはメールでの対応がOKで、面談日時の日程調整から、データ提出が可能な資料についてはメールの添付ファイルで提出など、かなり柔軟に事務所とのやりとりをすることができました。

 

個人事務所への移行後は、メールでのやりとりができたことで、時間的な面においても、そして心理的な面においても、かなりの負担軽減になりました。

 

【理由3】任意整理…大手事務所は「原則どおり3年返済」、個人事務所は「5年に向けた協議」

これは私は小規模個人再生で最終的に進んだので、直接的に体験した事案ではないのですが、一応、任意整理での検討もしてみることにしたときの話です。

 

大手事務所では、任意整理のスタンダードである「利息カット、元金を3年かけて返済」の形のみが示されました。

 

ただ、私は、1,000万円を超える借金を抱えていたので、これを3年かけて返済というのはなかなか非現実的。単純計算で、1,000万円÷3年÷12カ月=約28万円。実際はもう少し緩いペースにはなるのですが、かなりキツイ数値でした。

 

私は、大手事務所の事務員さんに「これ、かなり無理があると思うんですよ。聞くところによると、原則3年とありますが、債権者との調整次第で5年での返済もあり得るそうなので、その方向で調整いただくことはできないでしょうか?」と話したのですが、やはりここも「原則どおりでお願いします」とつれない返事。

 

一方の個人事務所の弁護士の先生は

 

「う~ん、5年での調整、普通にいけると思うんですけどね。というか、これを3年で整理しようとしても、どこかで破綻するのは明らかだから、債権者側も、ヘタに3年で手を打って、後から個人再生や自己破産されるくらいだったら、5年での回収を視野に入れると思いますが…」

 

との反応。

 

「なるほど、確かにそうなのですが、ではなぜ、大手事務所さんは3年にこだわるのでしょう」

 

と尋ねてみると、

 

「あくまで推測ですが、原則どおりに対応することを徹底し、マニュアル化してるんでしょうね」

 

とのことでした。なるほど、確かにそうかもしれない…。

 

【理由4】大手事務所は事務員さん、個人事務所は弁護士の先生

そして何より、私が一番声を大にして言いたいのは、大手事務所だと、最初の面談もほぼほぼ事務員さん対応で、それ以降は基本的にはコールセンターの事務員さんとの対応になり、弁護士さんとのやりとりがほぼなかった一方で、個人事務所だと、きちんと弁護士さんと「顔の見える関係」が構築できたこと。

 

この「弁護士さんと直接話ができる」というのは、自分にとっては、本当に大きなことでした。

 

自分自身、何とかして上手に債務整理を行うために、自分なりに一生懸命勉強して、その結果を弁護士さんと議論して、専門家の目線でリードしていただきながら、債務整理を進めていける。この「弁護士さんが後ろにいてくれる安心感」は、何物にも代えがたいものがありました。

 

言うまでもありませんが、私たち債務整理を行う債務者が、弁護士事務所に支払っているお金は「弁護士費用」です。

 

この「当たり前」を、当たり前のように享受しようと思ったら、やはり個人の弁護士の先生の顔が見える、個人事務所にお世話になる方が良い、というふうに、改めて思ってしまいます。

 

まとめ

このように、私は両方の事務所への依頼を経験した結果として、小規模な個人事務所の方が、きめ細かく、融通が利き、そして何より弁護士の先生と直接お話ができるというメリットがある、ということを痛感した次第です。

 

もちろん、このことをもって、大手弁護士事務所が劣るということを言うつもりはありません。マニュアルどおりに進む案件にあっては、大手弁護士事務所ならではの安心感が得られる面もあることでしょう。債務整理においては、「債務者の精神的な安心感」というのも、重要なファクターの1つでもありますからね。

 

いずれにせよ、債務整理を検討している方が、少しでも早く、良い弁護士事務所に巡り会えることを、以前回り道をしてしまった身としては、本当に心から願っています。